クアラルンプール在住のウシです。これはもう1か月以上前、息子U太郎が怪我した話です。先に申しますが、怪我した当日の夜にはベッドで飛び回るくらい元気になっていたので、ご安心ください。
海外在住のお父さんお母さん、もちろん日本のご両親も、こんな事があった場合は海外の治療法はこんなものがある!という情報共有になれば嬉しいです。
怪我した状況
夕方、インド人夫Pちゃんが帰宅する時刻に合わせて、コンドミニアム前で待ってました。この時はマレーシアはCMCO(条件付きロックダウン)で子供が外を歩く事がやっと許可された状態。因みに私の会社はまだ在宅ワーク中でした。
反対側の遊歩道まで道を渡ろうとしていました。手をつないでいたのですが、突然の手の違和感と泣き声に振り向いたら、U太郎は転んでいました。私は車の通行に注意がいっていたので、転んだ瞬間は見てなかった。
ひとまず、コンドミニアム近くの段差に座らせて、怪我の状態を確認。膝は傷なし、手も傷なし。オデコ、出血してるー!眉と眉のちょうど真ん中がパックリ開いているように見えます。U太郎はギャン泣きです。
持参していたティッシュですぐさま止血しましたが、ドクドクでてくる。頭って血流が多いので、少しの傷でも血がドクドク出てきてしまうんですね。表面上は子供に過度な不安を与えないよう普通に接していましたが、私自身、内心パニック状態でした。
5分も経たないうちにインド人夫Pちゃんが車で帰宅。すぐさま車に乗り込み、病院のEmergency (緊急窓口)に行くことにしました。
病院での受付
私達のかかりつけ病院としているのはSunway medical Centerという総合病院です。本当はSubang Jaya Medical Hospital 方が近いんですが、私の妊娠時から、U太郎のかかりつけの小児科医まで全てのカルテがあるので、こちらに急ぎました。
もう夕方6時半を回っていたので、小児科は閉まっている。こういう時はEmergency (緊急窓口)に駆け込みます。病院にはEmergency 用の入り口があり、車で乗り付けられます。
ここでは24時間、先生が待機していて、ナースはもちろん、受付や会計のスタッフも十分な人数が常勤してくれます。
受付はパスポートを出せば、終了。カルテはあるので、何も聞かれません。受付の方が少し待ってください、と。このころは次第に血も止まっていました。
病院での処置
すぐにナースに呼ばれ、まずは問診。いつ起こったか、オデコの他に傷はあるか、転んだ後ぐったりしているか?などなど。体重測定もします。
また待合室で待つようように言われ、数分すると今度はドクターに呼ばれました。緊急処置室の奥へ行くように促されると、6床くらいのベッドがある大部屋で待ちました。
ドクターから同じ質問をされて、傷の状態をチェック。処置方法は2種ある事の説明を受けます。
- Stitch 縫う
- Blue glue 医療用接着剤
医療用接着剤
Stitchは縫うと完全に傷口を閉じられるが、傷跡が残る。
Blue glueは医療用の瞬間接着剤で傷口を閉じるという方法です。傷が閉じる事は出来るが100%ではない。でも後には残りずらいと。(完全に傷跡が消えるか否かはその子次第)
私達は夫婦で話し合い、Blue grueにしました。今回怪我した場所が関節部では無い事、傷が再度開く可能性が少ない事。またオデコなので傷跡(scar スカー)が残るのは避けたかった。
処置は簡単で、消毒後傷口に青色のglueを垂らし、傷口が閉じるように少し支えながら数十秒待つだけ。その上に今回はテープも貼ってもらいました。
処置中、U太郎は仰向けになり、手も握っていましたが、特に暴れる事もなく、泣くこともなく。すでに落ち着いていて、笑いながら自分の処置を見てました。
ドクターには最後、数日は体調の変化をよく観察しておいてください、と念押しされました。
会計
処置後はまた受付に戻って、会計を待ちます。会計は300RMくらいだったかと。
U太郎はもう元気になって、抱っこから降りたいとの催促がすごかった。COVID-19の状況なので、なるべく子供を病院内で走り回らせたくなかったので、ずっと抱っこしていました。下に降りたいU太郎と抱っこする両親の攻防戦でした。
数日後
怪我した日、その数日と体調の変化は特に注意していましたが、体調の変化もなく。数日後にはテープもとり傷跡も確認。傷口は完全に閉じてますが、まだ少し赤い。
1か月後
現在も元気いっぱいのU太郎です。傷跡もだんだんと薄れてきていますが、まだ目視でわかるくらいあります。綺麗に治るかはU太郎の回復力にかけるしかないです。
まとめ
マレーシアで緊急病院へ行った場合、日本語通訳がいないかもしれません。その時は以下の単語を覚えておいてください。
- Fell down (転んだ)
- Stitch (縫う)
- Blue Glue (医療用接着剤)
- Scar (傷跡)
Blue Glue という治療法、海外ではよくあるようです。よく医者と相談して、治療法のひとつとして頭に入れておいてください。
息子U太郎。これから怪我とか私の想像以上に増えるかと思うと、ちょっと恐ろしい。対処法(病院の電話番号や場所)や心の準備をしなくちゃだめですね。