今回の主役はウシファミリーの長男、U太郎です。
現在2歳半。イヤイヤ期真っ只中です。といっても、すごく癇癪を起すこともなく、たぶんおっとり系の性格の持ち主です。
第一言語が英語でない両親から生まれたミックスベビーの言語力はどんな感じかお話します。またインド人目線での言語力と中国語を流暢に話す日本人女性のお話も。
まずは日々の環境から。
ナーサリー(保育園)
平日朝8:30~夕方18:30までナーサリーに行っています。ローカル(マレーシアの企業の事)なのですが、一貫して英語のみを話すナーサリーです。ちょっとインター校に近い感じかと。
2020年1月から3歳児クラスへと進級しました。(2020年に3歳になる子供向け。)
以前はtotsという生後2か月から3歳までの子供が集まったクラスでした。ここでは家の延長線上で、基本はおもちゃで遊ぶ事を目的としていました。
3歳児クラスからは時間ごとにお勉強が入ってきました。お勉強といってもAPPLEの絵を見せて、発音したり、塗り絵に変わったりという感じです。まだまだ2歳の子どもがたくさんなので、お昼寝の時間(3時間くらい)は健在です。
家庭内環境
家庭内では、
- インド人夫→U太郎 :ヒンディー語(マラティーというローカル言語)
- ウシ→U太郎 :日本語
- 夫婦間 :英語
平日は朝の1時間と帰宅してからの3時間ほどしか同じ時間を過ごしてません。家でもずっと走り回っているので、お風呂タイムのみ落ち着いて日本語を話すようにしています。休日もなるべく日本人のお友達と遊んで過ごすようにしています。
一応、3言語ですね。バイリンガル(2カ国語を話せる人)を通り越してトリリンガル(3カ国語を話せる人)になる可能性がある環境下にいます。
発語
大人の会話、対話から子供は言葉を学ぶ!とも聞いたこともあります。
やはり接している時間が長い英語がすんなり出てきました。
実は2歳くらいまでほとんど発する事はありませんでした。AppleとBananaくらいかと。あとはNOOOOOO!という言葉。
3歳児クラスに入ってから劇的に変わってきています。
- Please
- Give me
- Open it
- ダメ(これは日本語)
- ねぇ、サイキック (インド人夫の趣味のアニメ。夫の真似)
- アンパンマン (お菓子のラムネの事)
- 動物の名前 10種くらい
Give me の2語が言えたのは、かなりの成長でした。とにかくアウトプットがなかなか出ない。
U太郎の同年代の子は歌までちゃんとした日本語で歌ってる。比べてはいけないと思いつつも、心配していました。
インド人夫の考え方
Pちゃん、実はマルチリンガルです。
- マラティー語(インドのローカル言語)
- ヒンディー語
- 英語
- 日本語(会話はたどたどしいですが、聞いて大体わかってる)
- マレー語(最近習得。古代インド言語のサンスクリット語に類似しているらしい)
以前はフランス語と中国語も勉強していたそうです。言語好き。
インドはイギリスの植民地であったため、英語は共通言語のひとつです。 家庭ではヒンディー語、英語は学校で学んだと言ってました。
そんなマルチリンガルなPちゃん曰くです!
「英語は簡単だから、後からでも大丈夫。小学校は日本語学校に入れよう。」
外部も家庭内も英語の環境下なので、ウシファミリーとしては日本語を学ぶ機会が圧倒的に少ない。そんな訳で上記の結論に至りました。
因みにヒンディー語は話せればOKらしいです。
9~10歳のボーダーライン
本社から来た中国語を流暢に話す日本人女性(マダム世代,50歳くらい)とお話する機会がありました。会社の中華系と話すのも全て中国語です。
なぜ流暢に中国語が話せるか聞いてみると、
彼女は 9~11歳の頃、父親の仕事の都合でシンガポールに住んでいました。その時に日本人学校ではなく、シンガポールの現地校(中国語)に通いました。その3年間で中国語は習得したそう。
その後日本に帰って中国語を使う機会が減っても、ずっと中国語という言語忘れないと言ってました。10歳前後の子供が使っていた言葉なので、本土の中国人からしたら子供っぽい話し方だそう。
大人になってから中国に再度訪れ、大人が使う、会社で使う中国語は勉強したそうです。
9歳~10歳のラインに母国語以外の言葉を話せたら、定着すると話していました。
実際に経験した人にお話しが聞けたのは、とても興味深い時間でした。
まとめ
いろんな言葉を吸収しているU太郎。母国語はあえて決めていません。与えられるだけの言語は与えたいと思ってます。
バイリンガルになってもトリリンガルになっても、話せる事が最終目的ではないので。
言語はコミュニケーションのツールのひとつとしてしか思ってません。もちろんいっぱい持っていたほうが、スムーズに物事が進む事が出来る可能性が広がります。世界の人とも繋がります。
ウシはその先にある、U太郎が将来したい事、挑戦したい事を見つける手法になればと考えています。