こんにちは。マレーシアのクアラルンプールに在住しているウシです。2024年、息子U太郎が日本人学校クアラルンプールに入学しました。
入学にあたり、実はすんなり行かなかったのです。5月下旬に学校より正式に入学許可がおりました。やったー!
今回、このブログで綴るのは、国際カップルの子供(非-日本語:母国語が日本語ではない)が、海外の日本人学校へ入学する場合の1つの例です。
このブログは、決して日本人学校を否定しているブログではない事をご承知の上、お読みいただければと思います。私達夫婦はクアラルンプール日本人学校は素晴らしいと思っています。特にインド人夫は日本のカリキュラムや道徳を教える事、日常の生活(掃除を自分達ですること)などとても好意的に感じています。
が、やはり諸事情で色々あるんだなぁというところをお話していければと思います。今後入学を希望している非-日本語お子様、親御さんと私達の経験が共有できたらなぁと思ってます。
私達の事
まず簡単に箇条書きに私達の事をお話します。ここから書く家族構成など日本人学校では重要視しているように感じます。
- 家族構成:インド人夫、日本人妻、ミックスの男の子
- 国籍(パスポート):日本のみ。*インド永住権は所持
- 夫婦ともにマレーシア歴10年以上
- 共働き
- 日印ミックスの息子は日本に在住歴なし、マレーシアのみ
- 家庭内の共通会話は英語
- パパとはヒンディー語、ママとは日本語で話すようにしている
- 保育園は英語のみ
息子の日本語力
基本、英語での生活環境下なので息子の第一言語は英語です。息子の独り言は英語で出てきます。
2番目に話すのは日本語。これは小さい時から日本人のお友達と遊ぶようにしており、その中で覚えていった模様。ただし、ママからの日本語の問いに対しては、正確な答えが英語で返ってきます。しかし、例えば英語がわからない祖母(私の母)に対しては全て日本語で返答しています。
人を見て、英語か日本語かを使い分けているようにも見えます。私には英語で返してくるので、息子の日本語力がどのくらいか判断できないところはあります。
日本人学校の面談- 2月末
さて、すんなり入学できなかったお話をしていきます。
日本人学校クアラルンプールに入学するためには、学校の先生と面談をしなければいけません。多分、編入学する生徒さん全てに行っているようです。私達は2月末にオンライン面談をしました。
まず先生が息子に質問します。聞かれたことは以下です。
- 名前
- 誕生日
- 好きな食べ物/好きな事
- 嫌いな食べ物/嫌いな事
- プールで泳げるか
のちに、他に入学する日本人ご家庭のお友達に聞きましたら大体上記の5つくらいだったよ、と。
我が家の場合は追加の質問もありました。
- よく遊ぶお友達はどんな子ですか?
- 最近行った国内旅行はどこですか?
追加②の質問には息子は答えられず、私が「最近、○○君と一緒に行ったのはどこだっけ?」と質問をかみ砕いて説明するような助け船をだしてしまいました。
上記の1-5の質問も私の顔を見合わせることがありました。面接者は男の先生だったので、オンラインなのか、声のトーンが聞き取りづらいのからなのか。
子供との面談は10分くらい。残りの20分は私達夫婦と先生の面談です。ここで聞かれたのは以下。
- 家庭環境(特に言語面)
- 今まで行っていた保育園/幼稚園
- 息子の友だちの事
- なぜ日本人学校に通わせたいのか
- 将来の進路(日本の学校に進学する予定あるのか)
先生の質問が終わった後に、私達の質問のターン。率直に聞きました。「息子は日本人学校に入れるのか」
先生の判断は以下でした。「日本語力が足りないように見受けられます。1か月のトライアルから始めましょう。」
日本人学校は義務教育では?と思われますが、海外の日本人学校はいわゆる私立校にあたります。学校側が入学の可否の決定権を持っているのです。
日本でも教員数が圧倒的に不足しているといわれている中、海外の日本人学校へ送り出せる先生も不足気味なのでしょう。副担任も多くはありません。日本語の理解が足りないなどの補助を必要と生徒を多く抱えきれないのでは?と推測しています。
というわけで、我が息子はトライアル入学という形で日本人学校へ通う事となりました。
とはいっても、学校からの入学前の事前連絡はきますし、入学式は普通に出られます。クラス分けも入学式の時に張り出されていたりと通常です。
日本人学校とはいえど、私立校なので入学金を支払います。一般の親御さんと違うのは、私達が払う入学金が最初は25%のみの支払いで、正式に入学となったら差額を払う事となっています。月々の授業料は同等に払います。
入学式
マレーシアの日本人学校は、日本より1週間遅れの土曜日に入学式がありました。日本から赴任してくる先生の調整や、駐在で赴任してくる家族が大体4月より開始などの理由が多いため、海外の日本人学校の入学式は少し遅めなのです。
学校に到着すると、まず掲示板でクラス分け表を見ます。クラスが分かったら、受付をして、名札とコサージュを頂きます。名札ははひらがなと英語の併記でした。
一度クラスに入ってから、机に書いてある名前を見つけ、席に着きます。親御さんは先に体育館へ移動です。子供達と先生のみでクラスに残ります。
体育館は冷房がかかってました。快適~!今の日本の体育館も冷房入りですか?東南アジア特有なのでしょうか。そこからは生徒入場、校歌合唱、お祝いのお言葉などと日本と同様の入学式だったと思います。
90分の入学式も滞りなく終わりました。
学校生活1か月
翌週の月曜日からは通常の登校が始まります。授業は日本と同じカリキュラムで進んでいます。この1か月は国語はひらがなと音読、算数は1-10の数など。
日本と違うのは、通学はバス、もしくは車通学。そして給食がないので、お弁当持参といった2点でしょうか。
最初の2週間のうちに、授業参観もありました。2時間分の授業を見ることが出来て、一安心。自分の小学生生活を思い出したりしますね…
息子は毎日学校へ行くのが楽しいようで、朝の出発時間を急かされています。心配の言語面ですが、先生の言っている事はわかっているようです。毎日新しいお友達の名前や歌、単語を覚えて帰ってきます。
合否
5月の中旬、1か月のトライアル入学が終わりました。ですが、学校からは合否の連絡がない?
5月下旬まで待ってみました。
きました、合格のお電話が!学校内部の諸事情で正式な通知は6月に入ってからのようですが、お電話で合格とのご連絡がきました。
この1.5か月、私としてはドキドキというかモヤモヤしながら日々を過ごしてましたので、嬉しい限りです。
なにはともあれ、無事入学!
まとめ
毎日楽しく学校へ行っている息子。日本語レベルが足りなく、友達とも仲良くできるか心配ではありましたが、杞憂に終わっている模様。
楽しく学校へ行ってくれている事が母としては嬉しい♡
非-日本語お子様をお持ちのご両親へアドバイスできるとすると、小学校入学前までには最低限としては以下を頑張ってください。
”自分の名前をひらがなで書けること”
これは入学式の翌日から、必要になってきます。話す事、読む事よりも書くことは少し難しいようですので、事前にやっておいた方がいいです。
そのたのひらがなは、全て学校で習ってきていますが、語学の吸収率が凄まじいです。今は自分自身でカタカナに興味を持ちだしているので、うんこドリル-カタカナをAmazonで購入しました。
このブログが誰かのお役に立てたら嬉しいです。